生きていくと、色々なことが起きます。つらい時もあるし、迷うときもあります。むしろつらいことが起きたり、迷ったりすること自体が人生そのものなのかもしれません。そうしたときに支えになるのが「生きる力」なのだと思います。

「生きる力」とは何なのか。私たちは自己肯定力の強さだと考えます。それは表面的な強がりや、自分の優位性を主張するということとは違います。むしろその真逆です。自分の奥底に自信があるから、強がりは必要ない、威圧的な態度をとるなどということには関心がない。

自己肯定力はどこから生まれるのでしょうか 。
人それぞれなのだと思います。ただ、幼年期に「自分の居場所」があったという経験は、その後成長する中で自己肯定力を高める大きな要因になるのだと思います。

優しさに包まれた、自分が認められる、安心できる「自分の居場所」。

子どもは一人ひとり違います。好き嫌いも、得意不得意も様々です。しかし大勢の子どもの中では、そうした大事な個性が異質と捉えられたり、優秀かそうでないか、発達が早いか遅いか、といった尺度で判断されがちです。そうした場所は多くの子どもにとって「自分の居場所」にはなりえません。

いろはな保育園は小規模保育にこだわります。そしてすべての子どもにとって「自分の居場所」でありたいと考えます。それが子どもたちの将来の「生きる力」につながると信じています。

社会は常に変化していますし、変化のスピードは増しています。子ども達が大人になるときの社会がどうなっているのか想像するのは難しいです。しかしどんな社会になるにせよ、「生きる力」の重要性には変わりありません。いろはな保育園は『生きる力の根を育む』場所でありたいと私たちは考えています。